地震に強い工法って?「木造・鉄骨・RC」それぞれの特徴と耐震性

地震工法

一戸建てを建てようと思ったときに気になるのが、家の耐震性

住宅の構造、工法はいくつかありますが、1番地震に強い工法はどれなのでしょうか?

実は、近年住宅の耐震性はどの住宅も高くなってきていて、どの工法も以前ほど耐震性に大差はなくなってきています。

そのため、「どの工法にしよう?」と考えるのではなく、「耐震等級はどうしようか?」「耐震性以外に考えるべきことはなんだろうか?」と考えることのほうが重要なのです。

そこで今回はまず地震に強い工法で判断すべきポイントを説明した上で、「木造・鉄骨造・RC」それぞれの特徴と耐震性について説明していきます。

◆この記事を監修する専門家

耐震性だけじゃない!工法選びのポイント

「とにかく耐震性にこだわりたい!」という人もいるかもしれませんが、多くの人にとって工法選びで見るべきポイントは、「耐震性以外の観点も合わせて総合的に判断する」といういうこと。

なぜならのちほど詳しく説明しますが、工法ごとの耐震性はそれほど差がなく、どの工法を選んでも基本的に耐震性の問題はないからです。

そこでここではまず、住宅工法ごとの特徴を見ることで全体をおさえておきましょう。構造ごとの耐震性と、工法の判断にあたって基準となる特徴について、下記の図にまとめました。

住宅工法別特徴

たとえば、RC造は耐震性とともに耐久性も他の工法と比べて優れていますが、工期が長引いてしまうためにそれに応じてコストも比較的高くなってしまうという懸念点があります。

また、木造であれば耐震性こそ他と比べてやや劣るものの、コストが安く済むことや、建築後のリフォームがしやすいという観点からみると木造という選択肢の方がいいという人もいるかもしれません。

このように「どの工法がいいか」は人によって異なってきます

実際に家を建てるときは、耐震性はもちろんですが、上記のように耐震性以外の工法別の特徴も気になるところでしょう。そのため工法ごとの特徴を総合的にみてどの工法にするかを判断すべきです。

工法別の耐震性の違いを知ろう

次に、住宅工法の種類ごとの耐震性について説明します。

主な住宅工法は、「木造」「鉄骨造」「RC造」の3つ。

その3つの住宅工法について「耐震性」という観点から見ると、鉄骨造、RC造が耐震性が高く、木造はそれに続いてきます。なので耐震性をとことん重視したい!という方には木造の住宅工法はあまりおすすめはしないことが多いです。

耐震性の強さRC造 > 鉄骨造 > 木造

しかしここで確認しておいていただきたいのは、木造の耐震性は高くなっており、木造住宅の耐震性は鉄骨住宅とそれほど変わらない水準にまでなっているということ。その背景としては、阪神淡路大震災後の2000年の建築基準法改正において、木造戸建ての耐震性は大幅に向上したことがあります。

そのため、どの工法でも耐震性に不安はもつ必要はありません。

もちろん構造ごとの耐震性の平均で比較をすると、多少の差はありますが、建築基準法で定められた最低限度の(震度6強から7の地震でも住宅の構造部分が倒壊・崩壊しない)耐震性は、現在どの住宅も基本的に満たしています。このように工法選びに関して、工法ごとの耐震性の差はさほど気にしなくてよくなってきているのです。

同じ工法でも耐震性はちがう?「耐震等級3」を最低基準とすべき理由

先ほどどの住宅構造でも耐震性に大きな違いはない、というお話をしましたが、もうひとつ地震に強い住宅を判断するときに見るべきポイントがあります。

それが、「耐震等級」

なぜ工法だけで判断してはいけないかというと、実際には同じ工法で建てられたとしても、個々の家によって耐震性は大きく異なってくるからです。

耐震等級ごとの耐震性について※参照:「新築住宅の住宅性能表示制度 住宅性能表示制度ガイド」(国土交通省)

耐震性とは、地震が発生した時の揺れに耐えられる度合いのこと。

耐震等級がどのくらいあればいいのか?という話ですが、「耐震等級3」を基準に考えるべきです。

もちろん耐震等級1に比べて数十万円以上の費用が発生してくるため家づくりにかけられる予算とも合わせて考える必要がありますが、それでも耐震等級3にすべきなのは、耐震等級1、2と比べて、安全性が極めて高いから。

2016年の熊本地震では、耐震等級1の建物に加えて、それまで安全だとされていた耐震等級2の建物すら倒壊してしまうという状況でした。そんな中耐震等級3の建物は倒壊することなく、そこに住む人も大きな怪我をすることなく済んだことが報告されています。

そして実際に家を建てるときは、「耐震等級1にしたい」「3にしたい」など、この耐震等級の要望をハウスメーカーに伝えることは可能です。そうすることで地震に強い、安心な家をつくることができます。

このように、一番耐震性の高い「耐震等級3」を最低基準として考えながら、安心で長く幸せに住める家づくりを行うようにしましょう。

「木造・鉄骨・RC」住宅構造ごとの耐震性について

ここまで、地震に強い工法で判断すべきポイントについて確認してきました。

次に、「木造・鉄骨・RC」構造ごとの耐震性やコスト、メリット・デメリットについて細かく確認していきましょう。

木造住宅の耐震性ーコストは安くても耐震性は高いのは「軽い」から

木造住宅

木造住宅は建物を支える筋交いや、バランスよく配置された耐力壁などによって地震に耐えるように作られています。木造の建物は軽くしなやかなため、ゆれが小さくて済むという特徴があります。また、一般的な感覚として「材質の重い住宅の方が耐震性能はいいのでは?」と思われがちですが、実際は違います。

実は、「建物は軽いほうが耐震性が良い」んです。

たとえば、人間でも頭が重いとフラフラしやすいですよね?住宅も同じで、屋根の重さによって必要となる耐力壁と呼ばれる家を支えるパーツの量が大きく変わってきます。屋根が軽いほうが必要壁量が少なくて済み、耐震性が良くなるということです。

つまり、木造住宅はたしかに材質としての耐久性としては鉄骨造・RC造に及ばないかもしれませんが、重量の面ではもっとも揺れにくい構造です。よって、「木造住宅はコストが安いけど、耐震性は大丈夫?」とあまり不安になる必要はありません。

鉄骨造住宅の耐震性ー金属の「しなり」や「ねばり」で地震に負けないつくりに

鉄骨住宅

鉄骨造とは、鉄の柱や梁などの構造体を鋼材で造る工法です。工業製品で大量生産を可能にしていているため、性能が安定しています。

鉄骨造住宅の耐震性の特徴としては、鉄や鋼の「ねばり」によって地震に耐える構造となっています。

木造住宅が地震のエネルギーを材質のしなりによって吸収し建物のゆれを少なくするように、鉄骨も同様にしなり変形することで地震のエネルギーを吸収します。そのため鉄骨造住宅は倒壊しにくいつくりとなっています。

ただ、鉄は木に比べて重いため建物自体が重いです。そのため、地盤としての強さも必要となってくるため、地盤改良が必要になる場合もあることを覚えておいてください。

RC造住宅の耐震性ー鉄筋×コンクリートの強さ

鉄筋コンクリート

鉄筋コンクリート造とは、鉄筋コンクリートを用いた建築の構造のことです。

主に柱や梁、床・壁が鉄筋とコンクリートで構成されていて、鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込んで固めたものを指します。しっかりとした強度を必要とするマンション建設に用いられることが多いです。

RC造住宅の耐震性の特徴としては、鉄筋のもつ引っ張る力に対する強さと、コンクリートのもつ圧縮力に対する強さの両方をうまく組み合わせたところに、RC造住宅ならではの強さがあります。

まとめ

以上地震に強い工法で判断すべきポイントと、「木造・鉄骨・RC」それぞれの特徴と耐震性について見てきました。いかがでしたでしょうか?

昔であれば「耐震性のある工法を選択するのであれば鉄骨やRCにできるだけしたいところですね」というのが一般的な理想でしたが、住宅基準が高まり、どの住宅工法でも一定の耐震性が保たれている今では、それぞれの希望に基づいた工法の選択をすべきです。

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