ツートンの外壁をもつ家のデザイン実例１２選と知っておきたい注意点

外壁を簡単におしゃれにすることができるため、最近流行している「ツートンカラー」

しかし配色次第で、周囲の環境に馴染まない”残念な家”になりかねません。
今回はそんなツートンカラーで失敗しないための注意点と、うまく配色に成功しているおしゃれな外観デザイン事例を紹介。

ツートンカラーの家に少しでも関心がある方は、ぜひ参考にしてください。

注文住宅の相談窓口「アウカ」代表
河野 清博

経営コンサルティング会社にて、住宅業界のコンサルティングに8年従事。「世界で最も納得感のある購買体験を創る」をコンセプトに⋯ >>アウカについて詳しく

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ツートンカラーの家づくりをする時に注意しておきたい３つのこと

ツートンカラーの外壁は上手に使わなければおしゃれに仕上がりません。ツートンの外壁の家を建てる際には、以下の３つの点に気をつけましょう。

・同系色を使う
外観のバランスを取るために、ツートンカラーを選ぶ際は「グレー×黒」「ベージュ×ブラウン」など同系色でまとめるとうまくいきます。
また、外観に使う色は３色以下にするとごちゃっとせず、失敗が少ないです。

・色がまとまらない時はセパレーションカラーを取り入れる
ツートンカラーで選んだ配色の対比が強すぎる場合、同系色にしてもまとまらない場合は２色の間に「セパレーションカラー」を入れると良いでしょう。

セパレーションカラーとはツートンカラーの外壁を区切る色のこと。
下の写真であれば白い外壁とブラウンの外壁を区切るセパレーションカラーとして黒を用いています。

出典：ありがとうの家 住まいの情報館「外壁を一色からツートンカラーにしてイメージチェンジ」

・できるだけ大きな色見本で色を確認する
明るい色は小さな面積よりも大きな面積で見た方が明るく、鮮やかに感じられ、逆に暗い色はより暗く感じられます。これを色の「面積効果」と言い、外壁にも当てはまります。

ですから、色を選ぶときはできるだけ大きな色見本で確認した方が失敗は少なくなります。また、実際にその色で建てられている家を見て、太陽光の下や影になった時の色の雰囲気を確認することも大事です。

ここまでで、ツートンカラーの家づくりをする際の注意点を紹介しました。では、ツートンカラーの家が向いているのはどんな人なのでしょうか？

ツートンの家はどんな人におすすめなの？

ツートンカラーの家を建てるのに適しているのはどんな人なのでしょうか。
それはズバリ、簡単におしゃれな家が欲しいという方。
２色の選び方、使い方でかなり完成度に差は出てきますが、比較的手軽におしゃれな家を手に入れることができるのがツートンカラーの家の特徴です。

それでは、ツートンカラーの家の外観デザインをいくつか紹介していきましょう。

ツートンカラーの家の外観デザイン１３選

【白×青】飽きがこないシャープなデザイン

出典：スルガ建設「ツートンカラーのデザイン注文住宅」
異素材と２色使いで個性的でシャープな印象に。落ち着いた配色なので飽きがこない、シンプルなデザインです。

【白×ブラウン】クールな外観が自慢のデザイン

出典：ダイバホーム
飛び出した部屋の部分に異なる色を使っているので、白色がアクセントとなっています。
スクエアで無機質な雰囲気は、都会的で誰もが憧れます。

【青×グレー】端正でモダンな雰囲気のデザイン

出典：住協建設「青とグレーのツートンカラーの外観 端正な表情でモダンな雰囲気を演出」
青色と石積み調のサイディング（外壁素材の一種）を用いた自然な風合いのデザイン。バルコニーと屋根で区切られたツートンカラーはモダンな雰囲気を演出しています。

【白×黒】インナーガレージのある家

出典：サンクリエイトホーム「中二階に大空間収納室とインナーガレージのある家～青森市～」
全体的に白い家にアクセントとしてバルコニーに黒が用いることで、まとまりある外観に。
インナーガレージとバルコニーの凹凸感、勾配のある屋根と平坦な屋根の組み合わせが面白いデザインです。

【白×黒】異なる表情をもつ２世帯住宅のデザイン

出典：FREEDOM ARCHTECTS「CASE 463 | Individual Contrast」
親世代の暮らす１階は白くやわらかなトーン。子世帯の暮らす２階は黒でクールなトーンに。
２階リビングには、明るい光をふんだんに取り入れるため複数の開口部を設置。道路側にはプライバシーを確保しつつ採光する「すりガラス」を使用しています。

【ベージュ×ブラウン】鋭利で個性的なデザイン

出典：FREEDOM ARCHTECTS「CASE 350 | COLLAGE HOUSE」
急な勾配の屋根が少しずらして配置されていて前衛的なデザイン。個性的な形状ですが優しい色合いで落ち着く外観に仕上がっています。

【白×黒】自然体でカントリーな雰囲気のデザイン

出典：TAKASUGI「北欧の住まいから学ぶ自然体で過ごせる家」
北欧スタイルで、シンプルだけど独特なツートンカラーの外観。開放的な吹き抜け、個性的なカラードアがアクセントとなっています。

【白×黒】細部にまでこだわったクールなデザイン

出典：アイエスデザイン建築設計「機能をデザインとして魅せる家」
白と黒の２色がはっきりと分かれたかっこいいデザイン。コンクリートの地面がよりドライで都会的です。

【白×赤レンガ】映画に出てくるようなかわいいデザイン

出典：STYLE COMPANY「レンガと塗り壁のツートーンデザインのかわいい家」
赤レンガと白い塗り壁の組み合わせが、色調高い雰囲気を演出。屋根はフランス瓦（S瓦）を使用し、レンガと色調を合わせています。

雰囲気を壊さない木製のフェンスや濃いグリーンのポスト。まるで映画のワンシーンに登場するかのようなデザインですね。

【濃いグレー×白】片流れ屋根でスタイリッシュなデザイン

出典：住友不動産「ホームパーティも開ける大空間は、モダンなインテリアが映えるスタイリッシュデザイン」
濃いグレーと白からなるツートンカラーの外壁でモダンなデザイン。片流れ屋根とガラスマリオンが特徴的です。

【黒×ブラウン】開放的で自然と調和したデザイン

出典：G proportionアーキテクツ「愛する自然の恵みを堪能する家」
黒でかっこよく、かつ茶色でカントリー感もあり。吹き抜けが備わった開放的なデザインが、落ち着いた配色ながら室内に明るさをもたらします。

【青×ブラウン】落ち着いた親しみやすいデザイン

出典：山里建設「趣味を楽しむ家」
かなり異なる２色だが、屋根で区切られているため全体的にまとまりがあります。落ち着いたトーンの色が周りの風景とマッチ。

ウッドデッキの木の色は外壁より明るく、外観を楽しませるアクセントになっています。

【青×ブラウン】色使い巧みなおしゃれデザイン

出典：平光工務店「暮らしが映える白を基調に 同系色を散りばめた 富山平野を見晴らす高台の家」
ダークな青は高級感があり、木材のブラウン色をうまく取り込んだ外観。窓が小さく、少ないためミステリアスなデザインとなっています。

まとめ

以上、ツートンカラーの外観デザインの家を建てる際の注意点と、施工実例写真を紹介しました。

ツートンカラーにもたくさんの取り入れ方があるため、同じ２色を選んだとしてもデザイン次第で大きく印象も変わってきます。

今回紹介した注意点をしっかり頭の中に入れて、自分らしいツートンカラーの家づくりにチャレンジしてみてください！

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